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Channel: JiLL-Decoy association OFFICIAL BLOG
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20年あれやこれやありました【ヒップホップ編】

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ジルデコ結成20周年特別企画
「20年あれやこれやありました」

今K-mixの番組でやっているコーナーと連動して
20年のエピソードを綴って行くシリーズ第二弾♪

2022.2.13ON AIR
(音声で聴きたい方はこちらから)

【〜ヒップホップ編〜】

ジルデコを結成してどのくらいだろうか、
それはまだまだデビューの話もなく
それぞれにバイトをしながら
いろんなイベントに出演させていただいてた頃の話。

誰がブッキングしてきたか、、、
ヒップホップのクラブイベントに出演することになった。

まだ自分たちのスタイル模索中の、
やっとロックからジャズのニュアンスを足し始めたばかりの
日本語オリジナル曲バンドが。

イベント名は忘れもしない「ボルケーノ」
Bボーイ、Bガールでごった返すクラブで
明らかに浮いている私たち。

ベースの岩川さんはずっと怖がっている。
ヒップホップ怖い。

ラップのショーケースが終わり、
深夜1時くらい。
爆音の中セッティングしていよいよ本番。
もう気持ちが完全に負けてる。

ラップのお兄さんがMCをしてくれる

「YO,YO,YOお前らジャズは好きか〜!」

やめて〜〜〜
ジャズじゃないのよ〜私たち〜

「いえーーーーい!」

いえーーい?

まぁ、そんなこと言ったら
私だってジャズは聴いていない
ジャズ聴いてるからって何なんだ!

そんな気持ちでライブは始まった。

その頃の私たちは今と比じゃないくらいに
ソロが長かった。
ソロの間、私は椅子に座っていたほどだ。

それまで縦乗りしていたお兄さんたちが
横乗りに切り替えてきた。

ヒップホップ優しい。

ライブは無事に終わって、
ハイタッチしてくれるお兄さんもいたが

「やっぱり私たちは浮いていた」と言う
申し訳ないような気持ちが残った。

フロアの後ろにMDを置いて録音をしていたのを
あとから聞いたら

「ジャズだね!!!!」と言う
ヒップホップのお兄さんの声が入っていた。

ジャズじゃないんだってばー。
そう言う気持ちはその後何年も引きずることになる。

(どんなイベントに出演しても浮いている気分はしばらく続くが、
ジルデコの個性を自覚する大切な時間でもあった。)

【JiLL-Decoy association
20th anniversary “App Standard”】

●2022年3月5日(土)ビルボードライブ大阪

●2022年3月18日(金)ビルボードライブ東京

■出演
chihiRo / Vocals
towada / Drums
平石カツミ / Bass
工藤拓人 / piano
池田拓真 / guitar

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